全身麻酔体験レポ 後編

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手術当日 事前準備編

正直この事前準備は一番つらかったのでは?と手術前は思っていた。

準備といっても点滴の準備をするだけ。

が、デブの皆様はおわかりでしょう。
血管を探すのがいかに大変かということを。。。

前日当日担当する人たちとの挨拶をしていたところ、麻酔科の先生から。
「うーん、血管今日はとても見づらいですね。水分取ってない?じゃあ明日やるまでに水分とっておいてください。最悪手の甲からとることになりますよw」
こんなこと言われていた。

正直ブルってしまっていたので、6時から水を600mlほどがぶ飲みしてみた。
7時からは水分制限がかかってしまっていたので、その後はお祈り。

9時頃、点滴の準備が始まる。

なんかやたら若いおねーちゃんが担当することに。
大丈夫か・・・?ババアじゃなくて大丈夫か・・・?(ババアに対する全面的な信頼感)
「うーん、血管わからないので手の甲でいいですか?w」

ワイ「スゥーーーーーーーーーーーー」
「緊張しますよねw」
ワイ「・・・(覚悟完了)お願いします」

手の甲に針をぶっさしたこと無い人には分からないだろうが、普段採血する場所に刺すより手の甲は10倍ぐらい痛みがある。
過去一度採血の時手の甲からやられたことがあったワイ君は、そのときの恐怖によりこんな状態だった。

「あれ!?おかしいなあ・・・うまく入りませんでしたw」
おい、おい!待て!俺はクソいたいの我慢したんだぞ!?
俺ですら血管見えてる所に刺して失敗だ!?

何処に打っている!!!ふざけるなーーーーーーーーーーーー!!

「うーんwじゃあ腕で試してみていいですか?w」
おい、馬鹿この野郎!最初にそっちで試せ!と思いつつも了承。
結果、腕で1発で成功。
ただ関節周辺にぶちこまれたので、抜けるのでは?抜けたらまたやらないといけないのでは?という恐怖により、右手を封印されてしまう。

そんなこんなで無事点滴の準備が終わり、手術の開始となる。

手術編

本番の手術が始まる。
初めての手術室。
担当する人たちは合計6人ぐらい居た。

点滴の準備が終わっているから、まあ他に大変なことないですよと言われていたが、俺は麻酔科との面談を覚えている。

-意識があるうちに気管挿管するで-

まさかな・・・意識ぼーっとしてからやろ・・・せめて・・・。

そんなこんなで始まる。

A「***入れました」(多分全身麻酔の何か)
A「@@@@入れました」
B「はい、ありがとうございます。ならこさーん。鼻どっちが通り良いとかあります?」
ワイ「(え、鼻・・・?)うーん日によるって感じなんで・・・」
B「わかりましたー、じゃあ左側ちょっとしみますよ」
ブシュー!痛え!喉までなんか入った!
B「続けてまた鼻に入れますねちょっとしみますよ、でもさっきよりしみないです」
ブシュー!十分痛い!気管に入った!
A「うーん、***もうちょい追加しますかね」
B「じゃあちょっと鼻に綿棒(?)入れますね」
B「3本入りました、どうです?痛いです?」
ワイ「いや、大丈夫です・・・」(実はちょっとつらい)
A「ダメだよ4本は入れないと、入らないよそれじゃ」
B「じゃあもう1本いれますね」ブスー
B「どうです?まだ意識あります?」
ワイ「はい」
A「***もうちょっと追加しようか」
B「じゃあ管入れていきますね」
ズボボボボボ!
ワイ(アガガガガガガガ・・・・・)

と、ここで意識途切れる。
一瞬目をつむったかな?と思った直後。

B「ならこさーん。ならこさーん聞こえますか?終わりましたよ」
ワイ(は?え?終わり?何が?管?)
B「ならこさーん手術全部終わりました。呼吸できます?深呼吸してください」

本当に一瞬。目を閉じて開けたら終わっていた。

B「大丈夫そうですね。では管外しますよー」
ズボボボボ
ワイ(あ、外されるときはそこまでつらくねえな)
B「じゃあ酸素マスクして、マスクかけて部屋にもどりますね~」
ワイ(待て、まだ呼吸そんな深くできてねえから!なんか喉に詰まった感じして呼吸できてねえから!マスクまで欠けられたら死ぬ!!)
全身麻酔あけの影響か、声が全然でないのでくっそ苦しいまま部屋に運ばれる。
B「酸素は、うーん6時間ぐらいにしておきますか」

こんな感じで管を通される以外なにもわからないまま手術は終わった。

手術後の苦しみ編

酸素マスクを欠けられた後、全身麻酔をされ大して動くこともできなくひたすら虚無っていた。
酸素マスクがこれまた苦しく、喉(というか舌?)も麻酔の影響でうまく動いて無く意識して呼吸しないと死ぬのでは?という恐怖もあり眠れなかった。
隣の駄々っ子ジジイがひたすらうるさいのを我慢し、虚無、虚無、虚無。

ここで1個問題が起きる。
7時に水分制限がかかり、10時半から手術開始、12時半頃手術終わり。
めっちゃ喉が渇いてきた。呼吸するのがツラいぐらい喉渇いてきた。
水が欲しい!死ぬ!
ナースコールをして、水を飲ませてもらえないかと相談。
ナース「酸素マスク外れるまで水飲んじゃだめなんですよ~」

待てよ。待て。酸素6時間とかいってたよな・・・?今何時だ・・・?
ナース「今1時半です」
絶望した。地獄だ。眠れないままずっとこれ・・・?

今回の話の中で一番の苦しみがここだった。
酸素マスクのおかげで喉が渇くのに、水が飲めない。
更に加えると麻酔のせいで口の中が麻痺してて、呼吸もうまくできない。
結局ナースの話を無視して、無理矢理起き上がりベッド横に買ってあった水を二口ほど飲んでしまった。

しかし喉が渇く原因が酸素マスクなので、結局二口飲んでも楽にはならず6時間の地獄を眠れず天井だけ見つめて過ごした。

あと、2~3時間ほど過ぎた後、口の中の麻酔も切れてきて抜歯したところの痛みがやってきた。
ロキソニンもらえないかという話をしたが、水飲んだらダメということで座薬ならいいですよと。
ワイ君まだ座薬には慣れていないので、痛みを耐える方向で決意。
虚無+痛みに耐える数時間が始まった。

ここの体験のおかげで、二度と全身麻酔したくねえと思ったぐらい地獄でした。

というか前日寝られてないのが一番ツラいポイントだったのでは?という感じ。
全身麻酔民はソロ部屋のほうが安心かもしれない。。。

すべてが終わった後の世界

6時頃無事酸素マスク、血栓防止の足マッサージ器具、心電図のやつ?を外してもらい自由に。
開放感が半端なかった。
空気うめえ!

その直後にがっかり飯の配給。

魚が西京漬けだったので、少し味があったのが救いでした。
噛めないからほぼ飲み込んでたけど。
魚のナシ数粒たべ、コンビニに行きゼリー型の飲料を確保して空腹を満たす。

手術当日は前日まったく眠れなかったおかげで、無事疲れ果てて眠れて良かった。

そして翌朝のラスト飯。

味噌利するが凄い美味しかった。
初めて塩分を感じた。
鮭と味噌汁だけ飲んで終了。

このあとは退院手続きをしてサヨナラバイバイ!

まとめ

  • 全身麻酔はまじで意識が途絶えてすげえ!
  • 全身麻酔のつらいところは、術後の安静状態!
  • 前日はちゃんとねておけ!

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雑記

Posted by ならこ